実施レポート

ワークショップ「リユースに挑戦!フリンジふわふわバッグをつくろう」

2023年10月28日(土)13:30~15:30

 特別展「三島喜美代-遊ぶ 見つめる 創りだす」展関連企画として、アンファッションカレッジさんとのコラボワークショップを開催しました。
 ゴミを独自の視点で作品に昇華している三島さんにならい挑戦したのは、布のアップサイクル。服飾業界でも課題となっているという、制作の過程で生じる残布や、使い古しの洗濯ネットを使ってすてきなフリンジバッグを制作しました。
 講師は、多治見市にあるファッションの専門学校、アンファッションカレッジさんです。当日は、先生方と現役の学生さんが制作の仕方を丁寧に教えてくれました。フリンジの材料となった布のリボンも、学校の制作で出た残布を、アンファッションカレッジのみなさんがコツコツと切りためてくださったもの。余り布も、アイデアと一工夫で素敵に生まれ変わることを実感したひとときでした。

最初は、展示室で三島喜美代さんが捨てられていた「あるもの」から創りだした作品を鑑賞しました。みんなで鑑賞している作品は、今回の展覧会のための新作《Work23-S》です。

残布を切って作っていただいた、色とりどりのリボンから、好きなものを選びます。

リボンを結びつけるのは、洗濯ネットの切れ端!色の取り合わせに悩みます。

たくさんのリボンを結びつけるのは、とても根気のいる仕事でしたが、アンファッションカレッジのみなさんが丁寧に教えてくれました。

フリンジをポシェットに縫い付けて完成!この日は寒色系が人気のようでした。

 最後には、講師の先生より、おうちで制作するときのアドバイスもいただきました。これからは、捨てようと思っていた服もフリンジに変身させてみたくなりますね。ご参加いただきましたみなさま、そしてアンファッションカレッジのみなさま、ありがとうございました。

アンファッションカレッジさんによるレポートはこちらから。


(学芸員/林 いづみ)


―――基本情報―――

日時:2023年10月28日(土)13:30~15:30
場所:岐阜県現代陶芸美術館 プロジェクトルーム
講師:アンファッションカレッジ
参加者:15名

つかったもの
・布リボン(残布を切って用意したもの)
・洗濯ネット(目の粗い、使い古したものがよい)
・フリンジをつけるポシェット(今回は、講師にご用意いただきました)
・糸、針、はさみ

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