実施レポート

おうちでMoMCAの小さな図工室@オンライン「オーブン陶土動物園 ~Human and Animal展で小さなお面をつくろう~」


2021年6月19日(土)13:30~15:15 オンライン(Webex)


 企画展「Human and Animal 土に吹き込まれた命」に関連して、オンラインで初となる「MoMCAの小さな図工室」を開催しました。はじめに作品を鑑賞して、気になった表情の気持ちをスタッフと一緒に想像しながら、顔の特徴を見つけます。最後にオーブン陶土を用いて、直径10センチ大の小さなお面をつくりました。


1.オリエンテーション

 新型コロナウイルス感染症の拡大のため、5~6月に予定していたイベントは残念ながら中止となりましたが、気軽に鑑賞と造形の楽しさを味わってもらうため、当館で初めてのオンライン開催にチャレンジしました。
 スタッフも初めてのオンラインワークショップ・・・ドキドキしながら参加者をお出迎え。はじめのオリエンテーションでは、カメラやマイクの使い方をご説明しました。

2.企画展鑑賞

 続いて、展覧会担当の林いづみ学芸員より、展覧会の概要をご説明。ここでは展覧会の中から3つの作品を鑑賞しました。
 パッと見ただけではわかりづらい表情の作品も、他の作品と比較したり、参加者同士で気づいたことや感じたことを共有することで、微妙な表情の特徴を捉えていきます。


3.制作

 次は鑑賞で見つけた「表情」をモチーフに、オーブン陶土で小さなお面を制作します。制作の方法を教えてくれるのは、教育普及係の飛彈一成課長補佐。現場はまるで料理番組のスタジオのよう!
 あらかじめ郵送でお届けしたオーブン陶土を丸めて平たくし、土台を作っていきます。そこにお箸やつまようじなどを使って型押しし、お好みで白化粧を施します。参加者も身近な道具で意外な表現ができると気づき、制作がどんどん楽しくなっていきます。

 続いて動物の顔を作ります。「笑ってる表情がいいから、お口は大きく開けたいな」など、鑑賞で気づいた表情の特徴を制作に活かしていきます。

 オンラインでは手元を詳細に映すことができるので、制作方法をわかりやすくお伝えできるメリットも。「ライオンのたてがみを作りたいけど、どんな形で作ればいいかな?」という参加者からの質問にも、具体的な形を作ってお答えします。


4.作品発表

 最後に、みんなで記念撮影!「おうちで安心しているお顔」「元気いっぱいなお顔」など、表情の特徴をとらえたお面ができました!数日乾燥させて、おうちのオーブンで焼くと完成です!裏に強力マグネットをつけると、冷蔵庫にも貼れる動物マグネットとしても使えますよ。

 ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。


(学芸員/芝 涼香)


―――基本情報―――

日時:2021年6月19日(土)13:30~15:15
場所:オンライン(Webex)

MoMCAから発送したもの
・オーブン陶土  ・キッチンペーパー(濡らして陶土に巻く) ・ジップロック
・オーブン陶土の焼き方の紙

おうちで必要なもの
・パソコンまたはスマートフォン
・粘土板(カッターマット、下敷き、まな板等で代用できるよ)
・霧吹き(水を入れたお皿でも代用できるよ)
・ヘラ(スプーン、ナイフ、竹串などで代用できるよ)
・鏡

あると便利なもの
・型押しのための材料(ペン、鉛筆、ロープ、ペットボトルの蓋など、いろいろな模様をつけられる道具を探してね)
・のし棒(ラップの芯などでも代用できるよ)
・わりばし 4~6本
・マグネット または ひも

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