実施レポート

アート・ツアー@オンライン 「Human and Animal 土に吹き込まれた命」展

2021年6月13日(日)14:00−14:45 オンライン(Webex)


 このたび、HPのリニューアルに際し「実施レポート」のコーナーを設けました。今後はこちらを通じて、イベント実施の様子を発信していきたいと思います。

 そんな意気込みをもって迎えた新年度でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、通常イベントの中止・延期が相次ぎました。そこで今回、当館では初の試みとして、オンラインでのイベントを企画・実施しました。その第一弾が「アート・ツアー@オンライン」です。

 当館ではスタッフや参加者みんなで作品を囲み、おしゃべりをしながらさまざまな方法で鑑賞を楽しむ「MoMCAやわらかアート・ツアー」という鑑賞会を定期的に開催しています。今回はそのイメージで、企画展「Human and Animal 土に吹き込まれた命」展の作品をオンラインで鑑賞、学芸員の解説も交えながら、感想を伝え合い交流しました。

 展示室の風景や、作品を様々な角度から撮影した画像を画面上で共有しながら、おしゃべりと解説で展示を楽しむ45分間。主に鑑賞したのは、ステファニー・クエール《Narrow Abyss Juvenile&Mother》、ベス・カヴェナー《Shadow Partner》、キム・シモンソン《モス・プリンセス》の3作品です。

(作品の画像を共有しながらお話します。)

 ステファニー・クエールによるオラウータンの親子は「何を話しているんだろう?」と想像をふくらませたり、ベス・カヴェナーの作品をみて「そもそもこれは、何の動物だろう?」と考えてみたり(キツネ?空想の生き物?など意見がでましたが、作者は「ウサギ」を意識しているそうです!)。一見やきものにみえないキム・シモンソンの作品は、アップにするとその独特の質感がよくわかり、「モス(=苔)」というタイトルに納得します。

 すでに展覧会をご覧になった方からは「展示で見て気になっていた」という作品に関する質問も。展示作業時の裏方の様子など、普段はなかなかお見せできない部分も画像を通じて詳しくお話することができました。

 立体物であり、また質感や風合いが表現の要となる陶芸作品を、平面の画面で見ていただくことに、最初は伝わっているかな?と担当者はドキドキでした。ですが、「土の質感がすごかった」「力強いまなざしを感じた」といった皆さんの感想からは、画像を通じてでも伝わる作品の力を改めて感じることができました。

 そして何より、皆さんと一緒に鑑賞し、お互いの見方を交流できたことで、作品の見え方がより深まったと感じています。また、東京から飛騨まで、なかなか足を運びづらい地域からもご参加いただけたのは、とてもうれしく励みになりました。

 初のオンラインイベント、今回の気づきを今後へ繋げていきたいと思います。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

(ポスターでぬかりなく展覧会をPR!)

(学芸員/林いづみ)

―――基本情報―――

「Human and Animal 土に吹き込まれた命」展 アートツアー@オンライン
日時:2021年6月13日(日)14:00−14:45
参加者:5名
場所:オンライン(Webex)

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