過去の展覧会|コレクション

加藤孝造展

2009年8月1日(土)~2010年3月28日(日)

瀬戸黒茶碗 2002年

瀬戸黒茶碗 2002年

肉屋 1956年

肉屋 1956年

 本展は、郷土の作家シリーズとして、岐阜県重要無形文化財〈志野・瀬戸黒〉認定保持者・加藤孝造の歩みを取り上げるものです。
加藤孝造(1935~、岐阜県瑞浪市生まれ)は、岐阜県多治見工業高等学校を卒業後、岐阜県陶磁器試験場(現・岐阜県セラミックス研究所)に勤務します。当時打ち込んでいた絵画と、美濃に在ることの狭間で悩んでいた加藤を陶芸の世界に向かわせたのは、場長であった五代加藤幸兵衛でした。美濃でしか出来ないこと、これこそが、加藤を必然的に陶芸へと向かわせたのでしょう。
現代日本陶芸展、朝日陶芸展、そして日本伝統工芸展における華々しい活躍は、作陶することに対するストイックで真摯な態度に支えられています。手回し轆轤での成形と、半地上式穴窯での焼成に拘り続ける姿は、「最後の陶工」と言われるに相応しいでしょう。それは、師・荒川豊蔵から受けた多大なる影響力の反映であり、師の生きざまは現在も加藤の心に在り続けています。加藤の作品が放つ、穏やかな外見に隠された激しい情念は、師から受け継いだ厳格なる制作態度を守り続ける、類まれな自制心にこそ起因しているのかもしれません。
本展覧会では、加藤の代名詞とも言える志野、瀬戸黒をはじめとして、青年・加藤が情熱を傾けていた油絵も併せて展示します。やきものでは内蔵された情念が、油絵においてはより直接的に、圧倒的な迫力で表現されています。近作である水墨画も同時に展示することで、その広範囲に及ぶ制作活動を、より多角的にご覧いただけるのではないでしょうか。

概要

会場
岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅡ 展示室A
会期
*終了しました
2009年8月1日(土)~2010年3月28日(日)
休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
開館時間
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
観覧料

個人 一般 320円、大学生 210円   *高校生以下無料
団体(20名以上) 一般 260円、大学生 160円

主催
岐阜県現代陶芸美術館
共催
中日新聞社
問合せ
岐阜県現代陶芸美術館 
〒507-0801 岐阜県多治見市東町4-2-5セラミックパークMINO内
TEL 0572-28-3100       FAX 0572-28-3101
関連企画

加藤孝造展開幕記念 ギャラリートーク*終了しました

  • 講師   加藤孝造
  • 日時   2009年8月1日(土)  14:00~
  • 会場   岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅡ 展示室A

「まち」の中の加藤孝造展*終了しました

「まち」の中の加藤孝造展

加藤孝造展の関連企画として”「まち」の中の加藤孝造展”を開催いたします。
加藤孝造といえば、岐阜県重要無形文化財の認定を受けている瀬戸黒や志野の作品がよく知られており、とりわけ趣き深い茶陶に高い評価が集まっています。その一方で、公共の場に設置される巨大なモニュメントや陶壁などの、いわゆるパブリックアートの制作も数多く手がけており、同様に声価を得ています。
今回、美術館を飛び出して、多治見市内の各施設を飾るこれらの作品や、ゆかりの場所を、当館学芸員と巡っていきます。

 

■日時 2009年11月28日(土)  13:30~15:30
(雨天の場合は12月5日(土)に延期)
■集合場所 多治見市役所正面
■内容 多治見市役所を基点に、約4kmの道のりを歩いて各作品を巡ります
(主な施設、多治見市役所・多治見市産業文化センター・十九田町モニュメント等)
■申込方法 電話にて予約   (先着20名様) TEL:0572-28-3100)
■参加料 無料
(加藤孝造展をご覧いただいた後に参加いただきますと、より充実した内容となります)
■備考 歩きやすい服装、水筒等各自持参
■問合せ 岐阜県現代陶芸美術館
〒507-0801 岐阜県多治見市東町4-2-5セラミックパークMINO内
TEL 0572-28-3100       FAX 0572-28-3101

ギャラリートーク*終了しました

毎週日曜日、午前11時及び午後3時からの2回、当館ボランティアスタッフによるギャラリーツアーを行います。

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