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アラビア×フィンランド陶芸 ―北欧モダンデザインの変遷―

2011年11月12日(土)~2012年2月12日(日)
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1873年ヘルシンキのアラビア地区にて創業したアラビア窯は、北欧を代表する陶磁器メーカーであり、そのシンプルでありながらぬくもりのある良質な日用食器は世界中で愛されてきました。
アラビア窯の特徴は所属アーティストに自由な創作の場を与えている点にあります。アーティストは恵まれた環境の中で試験を繰り返し、意匠を研究すると共に量産品のデザインを担います。その自由な創作活動は日用食器のデザインにも反映され、素晴らしい製品が次々に生み出されてきました。
アラビア製品の特色はカイ・フランク(1911-1989)の『キルタ』(1953-75)に代表されるシンプルな形態とビルガー・カイピアイネン(1915-1988)の『パラティッシ』(1969-1974、1988-)に代表される華やかな装飾にあります。戦後、世界に先駆けて集合住宅が誕生したフィンランドでは、収納スペースをとらない機能的なデザインの日用食器が好まれたと同時に、長く厳しい冬の生活に彩を添える華やかな装飾を纏った日用品が求められたのです。
本展覧会では、アラビア窯の初期から現在の製品までおよそ80点を展示し、アラビア窯の歴史を展観します。併せてアラビア窯に在籍しながら個人作家としても活躍する陶芸家の作品をご紹介し、フィンランド陶芸の芸術的側面にも迫ります。
カイ・フランク生誕100年という記念すべき年に、北欧を代表する陶磁器メーカーアラビア窯の歩みをご紹介すると共に、日々の暮らしの中に息づく素晴らしいデザインを改めて見つめ直します。

概要

会場
岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅡ
会期
*終了しました
2011年11月12日(土)~2012年2月12日(日)
休館日
月曜日(月曜が休日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
開館時間
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
観覧料

一般320円(260円) 大学生210円(160円)*高校生以下無料
*(  )内は20名以上の団体料金

主催
岐阜県現代陶芸美術館
協力
scope http://www.scope.ne.jp
問い合せ
岐阜県現代陶芸美術館
〒507-0801 多治見市東町4-2-5
Tel: 0572-28-3100 Fax: 0572-28-3101
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