2012 春展
Ⅰ ポップ
1960年代にアメリカで盛んになったポップ・アートは、現代社会においてポピュラーなイメージや、ありふれた物を取り上げました。たとえば漫画や、スープ缶などの大量生産商品を映し出した作品は、都会生活についての新しいリアリズムと考えられます。
この展覧会では、ポップ・アートに通じる特徴を持った作品に注目します。また、範囲を広げて、造形や表現の点で「ポップ」な感覚の作品も紹介します。現代のリアリティーや、今風でしゃれた感覚について、発見の機会となれば幸いです。
<主な出品作家>
熊倉順吉 三島喜美代 小松誠 松田百合子 小塩薫 森野泰明 柳原睦夫 金子潤 田嶋悦子 川口淳 他
Ⅱ 命を抱いて
やきものが、使うための陶磁器から離れ、個人の表現へと発展していく中で、生物を思わせる造形も使われるようになっていきました。生(なま)の時に柔らかく、焼けば硬くなる土の性質を生かして、具体的な動植物の形を模すのではなく、抽象的なのに、どこか生き物を思わせる柔らかそうな形の作品が現れるのです。人工物でありながら命を宿したようなこれらの作品を見て、命とは何かということに、思いをめぐらせていただければと思います。
<主な出品作家>
タカーチ・ゾルターン アレッシオ・サッリ カティ・トゥオミネン=ニイットゥラ 斎木俊秀 加藤委 板橋廣美
滝口和男 田嶋悦子 重松あゆみ他
概要
- 会場
- 岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ
- 会期
- *終了しました2012年4月21日(土)~平成24年8月19日(日)
- 休館日
- 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
- 開館時間
- 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
- 観覧料
一般320円(260円)、大学生210円(160円)、高校生以下無料
*( )内は20名以上団体料金- 主催
- 岐阜県現代陶芸美術館
- 問い合せ
- 岐阜県現代陶芸美術館
〒507-0801 岐阜県多治見市東町4-2-5 (セラミックパークMINO内)
TEL 0572-28-3100
FAX 0572-28-3101
- ギャラリートーク
ギャラリートーク
毎週日曜日、午後1時30分より学芸員によるギャラリートークを行います。
- 関連企画
多治見市図書館共同企画 美術館で「おはなし会」*終了しました
・おとなのばん…4月29日(日) ※終了いたしました。
・こどものばん…5月5日(土) ※終了いたしました。
・こどものばん…8月4日(土) ※終了いたしました。展覧会の作品とよく似たかたちのいきものたちや、身近な道具が登場するような絵本の読みきかせです。
その後、展示室で絵本に登場したような陶芸作品をいっしょに探します。□時 間:14:00~
□参加費:無料 ※ただし、展示室に入る際には、展覧会入場券が必要です。