展覧会

 コレクション展 

2021年8月7日(土)~11月7日(日)
*変更前2021年8月7日(土)~10月31日(日)

美濃の陶芸─伝統と革新の大地─


荒川豊蔵《志野水指》1938-41年 岐阜県現代陶芸美術館蔵

 

美濃焼の産地である岐阜県の東濃西部地域、多治見市・土岐市・瑞浪市・可児市を中心とする一帯は、日本有数の窯業地です。黄瀬戸、瀬戸黒、志野、織部などの美濃桃山陶が花開いたことで知られ、1300年以上の歴史と伝統を背景にもつ、この地域で制作にとりくむ現代の陶芸家たちの作品は、じつに多様です。

昭和51930)年に荒川豊蔵(1894-1985)が可児郡久々利村の大萱で志野の陶片を発見し、それまで瀬戸産とされていた志野や瀬戸黒が、美濃で焼かれていたことが明らかとなりました。以降、多くの陶芸家が、昭和の古典再興の機運のなかで、美濃桃山陶再現の研究と作陶に取り組みます。その探求は伝統を昇華し、自身の表現の創造へと向かっていきました。そして多種多様なやきものを産する美濃焼の産地としての特徴と環境は、柔軟性をもって多方面の技術や表現の研究へ陶芸の道も広げました。この大地のなかで育まれ、器からオブジェまで、土、釉薬、技法、かたちなど、あらゆる可能性をもって現代の美濃の陶芸は革新を続け、内外で注目されています。

本展では、美濃陶芸を育んだ大地の実りとして、荒川豊蔵ら美濃ゆかりの重要無形文化財保持者たちが挑んだ伝統と技、若き陶芸家たちを育成し輩出する教育機関とのかかわりを中心にしながら、多様に展開する現代の美濃陶芸の姿を伝え、活躍する陶芸家たちの作品を紹介します

出品作家
荒川豊蔵、安藤日出武、伊藤慶二、伊藤秀人、伊村俊見、加藤孝造、加藤卓男、加藤委、加藤智也、加藤土師萌、川上智子、川端健太郎、駒井正人、鈴木藏、玉置保夫、塚本快示、中島晴美、林正太郎、吉田喜彦、若尾利貞

 

コレクション・ハイライト

1部「西洋名窯のアール・ヌーヴォー」/第2部「日本陶磁の変遷」


KPMベルリン《上絵金彩花文カップ&ソーサー》20世紀初頭 岐阜県現代陶芸美術館蔵

 

2部構成により当館所蔵品を紹介いたします。

1部「西洋名窯のアール・ヌーヴォー」では、近年収蔵した未公開のCSコレクションを展覧します。19世紀後半の技術革新の成果が結実するとともに、第一線で活躍するデザイナー等の登用により意匠面でも大きく転換したアール・ヌーヴォー期。ドイツが誇る名窯KPMベルリンの作品を中心に、19世紀末から20世紀初頭の西洋陶磁の動向を概観いたします。

2部「日本陶磁の変遷」では、殖産興業政策のもと日本の陶磁器が世界を舞台に躍進した明治期を起点に、その後芸術表現としていかに展開してきたのかを紹介いたします。

出品作家/窯
熊倉順吉、栗木達介、富本憲吉、初代宮川香山
KPM ベルリン(ドイツ)、スワイン(ドイツ)、セーヴル(フランス)、ニュンフェンブルク(ドイツ)、マイセン(ドイツ)、ロイヤル・コペンハーゲン(デンマーク)、ローゼンブルフ(オランダ)

 

新収蔵作品展―令和2年度収蔵品―


平井智《DONNA(女性)》2007年 岐阜県現代陶芸美術館蔵

 

令和22020)年度に当館が収集した作品(購入3点、寄贈4点)を紹介します。

出品作家/窯
石黒宗麿、大倉陶園、近藤豊、玉村登陽、平井智

概要

会場
岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーII  美濃の陶芸─伝統と革新の大地─ A室 / コレクション・ハイライト B・C室 / 新収蔵作品展―令和2年度収蔵品― D室
会期
2021年8月7日(土)~11月7日(日)
*変更前2021年8月7日(土)~10月31日(日)
休館日
月曜日(ただし、8月9日、10月4日、11日は開館)、8月10日(火)
*国際陶磁器フェスティバル美濃’21会期中[9月30日(木)~10月17日(日)]は無休
開館時間
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
観覧料

一般340円(280円)、大学生220円(160円)、高校生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
*以下の手帳をお持ちの方および付き添いの方1名まで無料
身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、特定医療費(指定難病)受給者証
*企画展観覧券にてご覧いただけます

主催
岐阜県現代陶芸美術館
プレスリリース
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