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小谷陶磁器研究所展

 小谷陶磁器研究所は、初代安藤知山(知治1909-1959)が私財を投じて土岐市下石町の小谷に設立した民間の研究所です。4年程の短い活動でしたが、その存在は美濃の窯業界ではしばしば語り草となるほど重要なものでした。残念ながら、多くの資料が残されているわけではありません。しかし少しでもその活動に触れることができたらとの思いから、今回の紹介に到りました。
 昭和26年、施設の建設に取り掛かり、その準備に加藤仁、野坂康起が携わります。昭和27年に建物は完成。翌年より、小谷陶磁器研究所として、多くは高校を卒業した地元窯業に携わる子弟らを研究生と受け入れていたようです。また彫刻家の子弟や、異色の研究生としては、安達瞳子の兄、良昌が在籍していました。研究生以外にも、知山陶苑のスタッフなども出入りしており、多くの人が行き交っていたことがうかがえます。
“良質のクラフト製品を生み出そう”地元窯業界からの期待を一身に受けて、小谷陶磁器研究所は誕生しました。時代の、戦後復興への強い意志を持った経営者、熱心な指導者、若者らの努力により、短い期間ながら多くの人材が生まれました。美濃地域の窯業界において、小谷陶磁器研究所は、美濃クラフト青春期のシンボル的存在なのかもしれません。

 

■展覧会構成 試作品、写真、資料など

概要

会場
ギャラリーⅡ 展示室A
休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
開館時間
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
主催
岐阜県現代陶芸美術館
関連企画

小谷陶磁器研究所のこと*終了しました

 ・日時 2006年2月5日(日)13:30-15:00
 ・ナビゲーター 榎本徹(当館館長)
 ・パネラー 野坂康起(陶芸家・山口県萩在住)
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