常設展案内


常設展


加藤孝造展

瀬戸黒茶碗 2002年 赤絵輪連文壺 1958年 肉屋 1956年


 本展は、郷土の作家シリーズとして、岐阜県重要無形文化財〈志野・瀬戸黒〉認定保持者・加藤孝造の歩みを取り上げるものです。

 加藤孝造(1935〜、岐阜県瑞浪市生まれ)は、岐阜県多治見工業高等学校を卒業後、岐阜県陶磁器試験場(現・岐阜県セラミックス研究所)に勤務します。当時打ち込んでいた絵画と、美濃に在ることの狭間で悩んでいた加藤を陶芸の世界に向かわせたのは、場長であった五代加藤幸兵衛でした。美濃でしか出来ないこと、これこそが、加藤を必然的に陶芸へと向かわせたのでしょう。

 現代日本陶芸展、朝日陶芸展、そして日本伝統工芸展における華々しい活躍は、作陶することに対するストイックで真摯な態度に支えられています。手回し轆轤での成形と、半地上式穴窯での焼成に拘り続ける姿は、「最後の陶工」と言われるに相応しいでしょう。それは、師・荒川豊蔵から受けた多大なる影響力の反映であり、師の生きざまは現在も加藤の心に在り続けています。加藤の作品が放つ、穏やかな外見に隠された激しい情念は、師から受け継いだ厳格なる制作態度を守り続ける、類まれな自制心にこそ起因しているのかもしれません。

 本展覧会では、加藤の代名詞とも言える志野、瀬戸黒をはじめとして、青年・加藤が情熱を傾けていた油絵も併せて展示します。やきものでは内蔵された情念が、油絵においてはより直接的に、圧倒的な迫力で表現されています。近作である水墨画も同時に展示することで、その広範囲に及ぶ制作活動を、より多角的にご覧いただけるのではないでしょうか。


■会期 2009年8月1日(土)〜2010年3月28日(日)

■会場 岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーU 展示室A

■主催 岐阜県現代陶芸美術館

■共催 中日新聞社

■休館日 月曜日(休日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日〜1月3日)

■開館時間 午前10時〜午後6時(入館は午後5時30分まで)

■観覧料 個人 一般 320円、大学生 210円

団体(20名以上) 一般 260円、大学生 160円

* 高校生以下無料

■問合せ 岐阜県現代陶芸美術館 
〒507−0801 岐阜県多治見市東町4−2−5セラミックパークMINO内
TEL 0572−28−3100       FAX 0572−28−3101



関連企画

加藤孝造展開幕記念 ギャラリートーク

※終了いたしました
  • 講師   加藤孝造
  • 日時   2009年8月1日(土)  14:00〜
  • 会場   岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーU 展示室A



関連企画 

「まち」の中の加藤孝造展

※終了いたしました


 加藤孝造展の関連企画として"「まち」の中の加藤孝造展"を開催いたします。

 加藤孝造といえば、岐阜県重要無形文化財の認定を受けている瀬戸黒や志野の作品がよく知られており、とりわけ趣き深い茶陶に高い評価が集まっています。その一方で、公共の場に設置される巨大なモニュメントや陶壁などの、いわゆるパブリックアートの制作も数多く手がけており、同様に声価を得ています。

今回、美術館を飛び出して、多治見市内の各施設を飾るこれらの作品や、ゆかりの場所を、当館学芸員と巡っていきます。


■日時 2009年11月28日(土)  13:30〜15:30

(雨天の場合は12月5日(土)に延期)

■集合場所 多治見市役所正面

■内容 多治見市役所を基点に、約4kmの道のりを歩いて各作品を巡ります

(主な施設、多治見市役所・多治見市産業文化センター・十九田町モニュメント等)

■申込方法 電話にて予約   先着20名様 TEL:0572−28−3100

■参加料 無料

(加藤孝造展をご覧いただいた後に参加いただきますと、より充実した内容となります)

■備考 歩きやすい服装、水筒等各自持参

■問合せ 岐阜県現代陶芸美術館

〒507−0801 岐阜県多治見市東町4−2−5セラミックパークMINO内

TEL 0572−28−3100       FAX 0572−28−3101






〇ギャラリーツアー

毎週日曜日、午前11時及び午後3時からの2回、当館ボランティアスタッフによるギャラリーツアーを行います。

〇同時開催 

【ギャラリーT】

川喜田半泥子のすべて(10月3日〜12月23日)

【ギャラリーU

前衛陶芸家の器(8月1日〜3月28日) 展示室B・D


常設展


前衛陶芸家の器


 1948年に結成され、日本の近代陶芸史のなかにオブジェというものを導き入れて、その後の陶芸界の方向性を大きく変えた走泥社。その結成メンバーであり、前衛陶芸の旗手とされる八木一夫、山田光、鈴木治、のちにその活動に加わった熊倉順吉は、中国や朝鮮の古陶磁といった古典の模倣からの決別を目指す走泥社の活動のなかで、器をへこませ、口をふさぎ、そして壺を切り、器の概念を解体するように新しい造形に取り組み、やがて各々のオブジェにおける表現を確立します。しかしながら、彼らの活動の足跡をたどると、オブジェ作品に取り組む一方で器制作にも取り組んでいた姿が現れてきます。前衛陶芸家と位置づけられる彼らにとって、「器」とはいったいどのようなものだったのでしょうか。

 本展ではこの八木一夫、山田光、鈴木治、熊倉順吉の4人が手掛けたオブジェ作品と器の作品をあわせて紹介し、陶芸における造形の可能性を切り拓いた彼らが臨んだ器への思いを探ってみたいと思います。



■会  期 2009年8月1日(土)〜2010年3月28日(日)

■会  場 岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーU 展示室B・D

■主  催 岐阜県現代陶芸美術館

■休 館 日 月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日〜1月3日)

■開館時間 午前10時〜午後6時(入館は午後5時30分まで)

■観 覧 料 個人 一般 320円、大学生 210円

団体(20名以上) 一般 260円、大学生 160円

* 高校生以下無料

■問合せ 岐阜県現代陶芸美術館 
〒507−0801 岐阜県多治見市東町4−2−5セラミックパークMINO内
TEL 0572−28−3100       FAX 0572−28−3101


〇ギャラリーツアー

毎週日曜日、午前11時及び午後3時からの2回、当館ボランティアスタッフによるギャラリーツアーを行います。




土のみた夢

 やきものの見せる豊かな表情を3つのテーマに沿ってご紹介します。それぞれ前半、後半に分けて、近現代のやきものの楽しさを体感いただきます。

ギャラリーU 展示室A

華麗なる洋食器の競演

 洋食器の中でもひときわ優美なティーセットを中心に、ヨーロッパの名窯はもちろんのこと、日本で作られた数々の名品も交えて紹介していきます。Part1では、19世紀後半から20世紀初頭につくられたマイセンやセーブルなどの食器と、当時さかんに輸出されていた西浦焼など国産の食器による競演が繰り広げられます。Part2では、その後のモダンデザインの深化について、フランク・ロイド・ライトや森正洋ら陶磁器のインダストリアルデザイナーの台頭を踏まえて概観していきます。

ギャラリーU 展示室B

小さなオブジェの森

 静(死)と動(生)が混在する森。そこでは様々なオブジェが共鳴、共存しながら個々の物語を生み出しています。本展覧会では、フォルム、色彩、そして作品に宿るイメージを通じて作り手の思想や思考を雄弁に語り、独自の物語を紡ぎ出している作品に焦点を当て、「小さなオブジェの森」と題して紹介します。Part1、Part2を通じて、小さなフォルムにはかなさとエナジーを内包した、詩情豊かな作品をお楽しみいただきます。

ギャラリーU 展示室C・D

粋なうつわの語らい

 一口に「うつわ」といっても、用途や使われている加飾技法など実に様々ですが、ここでは、そのような個別の構成要素から少し離れて、個人作家が手掛けた「うつわ」自体が醸し出す小粋なしぐさに着目していきます。Part1では、近年めざましい活躍をとげる女性作家の作品を取り上げ、淑やかで優美、ときに意表を突く大胆な表情をご堪能ください。Part2では、シルエット・ラインの美しさに焦点を当てながら、洗練された「うつわ」の世界を紹介します。


■会 場 岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーU

岐阜県多治見市東町4−2−5
(セラミックパークMINO内)

TEL 0572-28-3100  FAX0572-28-3101

■会期 Part1 平成22年4月10日[土]〜7月4日[日]

Part2 平成22年8月7日[土]〜平成23年4月10日[日]

(会期中、一部作品の展示替えをおこないます)

■休館日 月曜日(月曜が休日の場合は翌平日 ただし5月6日は開館)

■開館時間 午前10時〜午後6時(入館は午後5時30分まで)

■観覧料 一般320円(260円)・ 大学生210円(160円) 高校生以下無料

※( )内は団体20名以上の団体料金

※本観覧料でギャラリーTにて同時開催中の展示もご覧いただけます。

※身体障害者手帳の交付を受けている方およびその付き添いの方(1名まで)無料。

※ハンス・コパー展(9月18日〜11月23日)と併せてご覧になる場合、別料金となります。

※11月3日[水・祝]文化の日は全館無料開放。

■主催 岐阜県現代陶芸美術館


〇ギャラリーツアー

毎週日曜日、午前11時及び午後3時からの2回、当館ボランティアスタッフによるギャラリーツアーを行います。



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