常設展案内




アラビア×フィンランド陶芸

−北欧モダンデザインの変遷−


《ティーマ》 カイ・フランク 1981- 
(オリジナルデザイン《キルタ》1953-1975)
岐阜県現代陶芸美術館蔵
《パラティッシ》 ビルガー・カイピアイネン 1969-73、1988、2000-
岐阜県現代陶芸美術館蔵

《飾皿 "フルーツ"》 ビルガー・カイピアイネン
個人蔵

《ヴァレンシア》 ウッラ・プロコぺ 1960-2002
岐阜県現代陶芸美術館蔵
《ライス・ポーセリン》 
フリードル・ホルツェル=キエルベルク 1952-74


 1873年ヘルシンキのアラビア地区にて創業したアラビア窯は、北欧を代表する陶磁器メーカーであり、そのシンプルでありながらぬくもりのある良質な日用食器は世界中で愛されてきました。
 アラビア窯の特徴は所属アーティストに自由な創作の場を与えている点にあります。アーティストは恵まれた環境の中で試験を繰り返し、意匠を研究すると共に量産品のデザインを担います。その自由な創作活動は日用食器のデザインにも反映され、素晴らしい製品が次々に生み出されてきました。
 アラビア製品の特色はカイ・フランク(1911-1989)の『キルタ』(1953−75)に代表されるシンプルな形態とビルガー・カイピアイネン(1915-1988)の『パラティッシ』(1969−1974、1988−)に代表される華やかな装飾にあります。戦後、世界に先駆けて集合住宅が誕生したフィンランドでは、収納スペースをとらない機能的なデザインの日用食器が好まれたと同時に、長く厳しい冬の生活に彩を添える華やかな装飾を纏った日用品が求められたのです。
 本展覧会では、アラビア窯の初期から現在の製品までおよそ80点を展示し、アラビア窯の歴史を展観します。併せてアラビア窯に在籍しながら個人作家としても活躍する陶芸家の作品をご紹介し、フィンランド陶芸の芸術的側面にも迫ります。
 カイ・フランク生誕100年という記念すべき年に、北欧を代表する陶磁器メーカーアラビア窯の歩みをご紹介すると共に、日々の暮らしの中に息づく素晴らしいデザインを改めて見つめ直します。

■会 場 岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーU
■会 期 2011年11月12日(土)〜2012年2月12日(日)
■休館日 月曜日(月曜が休日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日〜1月3日)
■開館時間 午前10時〜午後6時(入館は午後5時30分まで)
■観覧料 一般320円(260円) 大学生210円(160円)*高校生以下無料
*(  )内は20名以上の団体料金
■主 催 岐阜県現代陶芸美術館
■協  力 scope http://www.scope.ne.jp
■関連企画 ワークショップ『おいしいコーヒーとフィンランド』(1月21日)他。 詳しくはこちら >>
※ワークショップ参加申込の受付は終了いたしました。
■ギャラリー
  トーク
毎週日曜日、午前11時・午後3時よりボランティアスタッフによるギャラ リートークを行います。
■同時開催 ●企画展「魅惑の北欧アール・ヌーヴォー 塩川コレクション
 ロイヤル・コペンハーゲン ビング&グレンダール」(‐11月27日)
●企画展「岐阜県陶磁器試験場の100年展‐人間国宝 加藤土師萌・加藤孝造
 を輩出した試験研究機関のあゆみ-」(12月10日‐3月25日)
■問い合せ 岐阜県現代陶芸美術館
〒507−0801 多治見市東町4−2−5
Tel: 0572-28-3100 Fax: 0572-28-3101



井田照一展 ―土に挑む―



《Descended Level - Between
Descended and Ascended O-51》
1994-98年

《Between Falling and Rising -
Energy OT-87》1994-96年

《Dried Fall - Shadow of
Bathing No.5》1990年

《Locus of Nostalgia No.2》
1990年

 井田照一(1941〜2006)は現代美術作家として、1960年代の中頃より、京都を拠点に国内外で活躍を続けてきました。彼は版画をはじめとして、油彩、ペーパーワーク、ブロンズ、陶などを手がけながら、独自の表現活動を展開しています。
 井田照一の作品は主に抽象的なスタイルで、人間についての哲学的な関心に基づいています。彼は人間の生命や精神を主なテーマとして、生と死の問題や、人間と周囲の世界との関係などについて、直感的に捉えたことを表現しようとしています。
 自分と外界との関係を探求する中で、井田照一は粘土の手応えや、泥土に残る手の痕跡に注目して、土を使う表現活動に進むことになりました。1980年代から晩年にかけて土に挑み、1990年には信楽で陶板を使った大作も制作しています。
 本展では、作家のスタジオに残されていた、6点の大作を含む、土による作品など約50点を展示し、井田照一の芸術を紹介します。

〈出品作品〉陶作品43点、素描5点、他

■会 場 岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーU
■会 期 2012(平成24)年2月21日(火)〜7月1日(日)
■休館日 月曜日(休日の場合は翌平日)
■開館時間 午前10時〜午後6時(入場は午後5時30分まで)
■観覧料 一般320円(260円)、大学生210円(160円)、高校生以下は無料
※( )内は20名以上の団体     
■主 催 岐阜県現代陶芸美術館
■その他 ぎふ清流国体・ぎふ清流大会文化プログラム事業
■ギャラリー
  トーク
毎週日曜日、午前11時・午後3時よりボランティアスタッフによるギャラ リートークを行います。
■同時開催 ●「岐阜県陶磁器試験場100年展
―加藤土師萌・加藤孝造を輩出した試験研究機関のあゆみ―」
 2011(平成23)年12月10日(土)〜2012(平成24)年3月25日(日)
●「T ポップ U 命を抱いて」展(仮称)
 2012(平成24)年4月21日(土)〜8月19日(日)
■問い合せ 岐阜県現代陶芸美術館  担当:岡田 潔
〒507−0801 多治見市東町4−2−5
Tel: 0572-28-3100 Fax: 0572-28-3101



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