会期:2021年7月17日(土)~2021年8月19日(木)
場所:ガレリア織部
〒507-0038 岐阜県多治見市白山町2-222
電話:0572-56-8830
営業時間:10:00~17:30
■ 参加作家
青山晃大・北大路泰嗣・瀧口大喜・豊場惺也・樋口雅之・松原一哲
守谷宏一・山下幾太郎・山下眞喜・吉田真人・吉田喜彦
■ ご来店に際して
お客さまの健康・安全を確保し、感染拡大を防止するため、店内ではマスクの着用をお願いします。
また、ご入店の際には消毒液による手指の消毒をお願いします。
なお、混雑状況等により、ご入店をお待ちいただく場合がございます。
予めご了承くださいますようお願い申しあげます。
■ 可児陶芸協会作家展-随縁-
桃山陶の聖地、岐阜県可児市の陶磁史は志を共にした陶工達の縁の連鎖に思います。
故人間国宝 荒川豊蔵氏は、宮永東山を頼り京都の東山窯で働くことになった後、同
じく宮永東山を訪問した北大路魯山人氏と意気投合し、その縁が後に日本陶磁史を大
きく書き換えることとなる陶片の発見に繋がり、荒川豊蔵氏を大萱の地に根付かせま
した。さらにその後、美濃の陶祖 加藤景豊の流れをくむ岐阜県無形文化財保持者 故
加藤十右衛門氏が大萱に窯を構え、そのことで美濃以外の地から二人を慕って志を同
じくした陶工達が可児の地に入り、多くの縁が生まれ現在もそれぞれの立ち位置を模
索し切磋琢磨されています。この度の『可児陶芸協会作家展』に出品頂く先生方もそ
の志を同じくされた陶工の一人です。
「随縁-この世のすべてのことは縁によって結ばれていて逆らわずにそれに従って生
きるのが良い」
仏教語でもあり荒川豊蔵氏が大切にしていたこの言葉は、師資相承され縁あって開催
する運びとなりました。桃山陶の新たな可能性をこの機会に是非ご高覧賜ります様お
願い申し上げます。