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釉下彩宝珠文花瓶

(ゆうかさいほうじゅもんかびん) Vase with orb design, underglaze

旭焼

(あさひやき) Asahi-Yaki
19世紀後期
H 22.1cm W 13.5cm D 13.5cm

口縁の二か所に切り込みを有する鶴首状の花瓶。日本近代窯業の父とも称されるドイツ人のゴットフリート・ワグネルが創始した低火度の釉下彩技法を用い、意識的に日本的な意匠を施したもので、旭焼(当初は吾妻焼と命名)として知られている。器面の宝珠や唐草は釉下彩で描いており、上絵付の金彩による加飾も部分的にみられる。とりわけ、赤、青、緑、黄などの鮮やかな釉下彩による彩色が際立ち、後に確立する高火度焼成の釉下彩とは趣を大きく異にする。高台内には手書きによる「旭焼」の赤絵銘がみられる。

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